獄門島(1949)
獄門島
1949 · サスペンス · 日本
75分 · G
金田一耕助は復員の船中で戦友鬼頭千万太の臨終に立会い「ぜひ行ってくれ、三人の妹が、殺される」とのナゾの言葉を聞いて帰国と共に単身彼の郷里である海中の孤島獄門島に鬼頭家を訪ねる。鬼頭家は本鬼頭と分鬼頭に分れて権力争いから常に激しい反目を続けている。彼が滞在した本鬼頭の家には当主で千万太の祖父に当る嘉右衛門が病床にあり、父与三松は精神の異状で座敷牢にいる。月代、雪枝、花子の三人は千万太の腹違いの妹で家政は千万太の従妹早苗が仕切っており、彼女の兄一は唯一人鬼頭の跡目を継ぐ者だが復員後家族との不和から家出して行方不明である。