ワン・ポー(アンディ・ラウ)とワン・リー(レネ・リウ)は、詐欺とスリを生業とするコンビで、恋人同士。二人は成金から騙し取った高級車で旅に出た。しかしこの仕事に嫌気がさしていたワン・リーは、訣別を覚悟して「足を洗いたい」とワン・ポーに打ち明けた。仲違いする二人。車を降り、大平原を一人徒歩で行くワン・リーを、農民の青年シャーケンが助けてくれた。水筒の水をわけ、自転車の後ろに乗せてワン・リーを送ってくれるシャーケン。それはワン・リーにとって久しぶりに人の優しさに触れた一時だった。列車の始発駅でワン・ポーと再会するワン・リー。故郷に帰るためにシャーケンも駅に現れた。