マンハッタンにあるケナー・バック&レディーン法律事務所。そこに所属する元検察官のマイケル・クレイトン(ジョージ・クルーニー)は、裏で仲介に立って交渉をまとめる“もみ消し屋”=“フィクサー”として長年にわたって活躍していた。しかし、最近の彼の身の回りでは、物事が思うに任せないでいた。別れた妻と親権を争う10歳の息子ヘンリーと会う時間もままならず、病気療養中の父親に面会する暇もない。その上、従兄弟と共同で始めたベンチャー・ビジネスも失敗し、8万ドルの借金を背負っていた。その返済期限は一週間後。そんな時、全米を震撼させた3000億円にのぼる集団薬害訴訟で、被告の農薬会社U・ノース社の弁護を担当していた同僚のトップ弁護士アーサー・イーデンス(トム・ウィルキンソン)が突然、訴訟の妨害工作に出る。
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