ユニバーサル・ランゲージ

ペルシャ語とフランス語が公用語になった“もしも”のカナダ・ウィニペグ。暴れ回る七面鳥にメガネを奪われたオミッドは、学校の先生から“黒板の字を読めるようになるまで、授業を受けさせない”と理不尽に怒られてしまう。同情した同級生のネギンとその姉ナズゴルは、凍った湖の中で見つけた大金で、オミッドに新しいメガネを買ってあげることを思いつく。お金を取り出すため、大人たちにアドバイスを求める2人だったが、街に住むのはヘンテコな人たちばかりで、思ったようにことが進まない。そこへ、廃墟を観光スポットとして紹介する奇妙なツアーガイドのマスードや、仕事に嫌気が差し、自暴自棄になったマシューまで絡んできて、騒動に。はたしてネギンとナズゴルは、無事にオミッドにメガネを買ってあげられるのか……。