ロバート(ジョン・カサヴェテス)は、愛や孤独をテーマに小説を書きファンをもつ作家。ハリウッドにある自宅で複数の女たちと奇妙な同居生活を送っている彼は、妻と離婚し9歳になるひとり息子アルビー(ジャコブ・ショウ)とも一度も顔を合わせていない。夜はバーで黒人女性歌手スーザン(ダイアン・アボット)に愛を囁いたりする彼は、他人を愛することに不器用なプレイボーイなのだ。そんなロバートが愛することのできる唯一の女性は、実の姉のサラ(ジーナ・ローランズ)だ。彼女は15年間続いた夫ジャック(シーモア・カッセル)との結婚にピリオドをうとうとしている。