1898年、ロンドン。英国はライバル各国に先駆けて、東アフリカで膨大な利益を上げる象牙公益ルート確立のため、鉄道網の整備を急いでいた。東アフリカのツァヴォ河に架ける橋を建設するために、政府の高官ボーモント(トム・ウィルキンソン)は、橋梁建技術者のジョン・パターソン大佐(ヴァル・キルマー)を選んだ。ボーモントは歪んだ性格の持ち主で、パターソンや理想主義者の助手スターリング(ブライアン・マカルディ)を過酷な状況のアフリカに派遣し、彼らが失敗するのを心待ちにしていた。かねてよりアフリカに行くのが夢だったパターソンは新婚間もない美しい妻ヘレナ(エミリー・モーティマー)をロンドンに残し、橋の建設を必ず成功させる決意で現地に向かった。