民主化に向けて揺れ動く1980年代のポーランド。知的障害と診断された幼いマテウシュ(カミル・トカチ)は、身体にも重度の障害を持ち、家族とのコミュニケーションもままならない。しかし、実際の彼は健常者と同じように悩み、ロマンティックな心を持つ人間だった。医師から“植物状態”と宣告されながらも、家族の愛情を受けて過ごした多感な子ども時代。心から愛を注いでくれた父(アルカディウシュ・ヤクビク)の突然の死という悲劇に直面しながらも、父から教わった星空を見上げる歓びを忘れることはなかった。