ニューヨーク。24歳の女性シド(ラダ・ミッチェル)はアートシーンをリードする写真雑誌『フレーム』の編集アシスタントに昇格したばかりで仕事への情熱に燃えていた。そんなある日、ボーイフレンドのジェームズ(ガブリエル・マン)と同棲中の自分のアパートに、伝説の女性写真家ルーシー(アリー・シーディ)が住んでいることを知る。現在は表舞台から退いているルーシーは、かつてドイツの故ライナー・W・ファスビンダー監督作品の女優だったというドラッグ中毒のグレタ(パトリシア・クラークソン)と一緒に暮らし、いつも数人の仲間とけだるい日々をすごしていた。