烙印の狼

Ride Beyond Vengeance
1966 · 西部劇 · アメリカ
101分
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(2人)
真黒に陽やけした顔には深いしわが刻まれ、ヒゲはのびほうだいの男がひとり、夕陽を浴びて荒野をやってきた。ジョナス・トラップ(チャック・コナーズ)である。野牛を追って11年、鞍に1万7000ドルをつめ、やっと故郷のテキサスへ戻って来たのだ。11年前彼はテキサスのコルディロンでジェシー(キャスリン・ヘイズ)という娘と結婚したものの、ジェシーと病身の母親を残して、自分の手で金を稼ぐんだと言って旅に出たのだった。日も暮れかけた時、彼はキャンプの火を見て近づいた。突然彼の前に3人の男が現れ、牛泥棒と決めつけた。彼らは銀行家のブルックス・デュラム(マイケル・レニー)とギャンブラーのジョンシー、カウボーイのエルウッドで、ジョナスにリンチを加えその上金を奪って立ち去った。怒りに燃えてジョナスは、町へやって来た。そこで彼が知ったのは、自分の妻ジェシーが銀行家のブルックスと再婚しようとしていることだった。母も死に、行くあてのなくなったジョナスは町をうろつき回った。その夜からジョナスの復讐が始まった。その第1はジョンシーであった。この事件を聞いて驚いたのはカウボーイのエルウッドだ。1万7000ドルを盗んだのはブルックスに違いないと思った彼は、分け前を要求したが、果たせずブルックスとジョナスの命を狙って待ち構えた。一方ジェシーは自分が結婚しようとするブルックスの本心が悪と知ると、婚約を断って、その金を早くジョナスに返すように言った。町の大通りで、エルウッドの拳銃が突然火を吹いた。だがジョナスの方が一瞬早く、敵を倒していた。ジョナスは町に未練はなかった。ジェシーが止めるのもきかず、金をブルックスの手に残したまま町を出て行くのだった。

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