喰いついたら放すな

Never Let Go
1960 · ドラマ/犯罪 · イギリス
90分 · G
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(9人)
うだつのあがらぬセールスマン、ジョン・カミングス(リチャード・トッド)は一旗あげようと財布をはたいて車を買ったが、一週間後盗まれてしまう。一老人から情報を得た彼はティーン・エージャーの溜り場へ行き車のことを聞き出そうとするが相手にされない。少年たちの一人トミー(アダム・フェイス)を臭いと思ったが取りつくしまもない。トミーのボスが自動車修理工場を経営するメドース(ピーター・セラーズ)ということを嗅ぎつけ、警察に話してみたが、こんなちっぽけな事件に係り合ってはくれない。車を探すことに執念の鬼と化したジョンは、もう一度、例の老人に当ってみようと、そのアパートへ行くが、老人は自殺していた。ジョンはメドースにヤキを入れられたためだろうと考え、警察を訪ね、トマス警部と一緒にメドースのガレージに行くが巧みに言い逃れられる。夜になってジョンは一人でガレージに忍び込むがメドースの子分に殴られる。傷ついて戻ったジョンに妻のアン(エリザベス・セラーズ)は、車は諦めて出直そうというがジョンは聞き入れない。メドースのところにはジャッキーという若い女がいたが、メドースの残忍さに耐えかね、トミーのアパートへ逃げ出した。メドースが追いかけてきてトミーと争う間にジャッキーは表へ逃げ出し、丁度そこへやってきたジョンは彼女を自分の家へ連れ帰った。が、メドースが今度はジョンの家へ来るのを見たジャッキーは再びトミーのもとに行き、自動車窃盗団とその背後にいる男のことをジョンや警察に話すよう頼んだ。危険を知ったメドースは盗難車の改造を命じる。トミーの情報で警察は捜査を始めるが尻尾をつかめない。夜、ジョンはガレージに忍び込み自分の車を発見した。が、そこにはメドースが待っていた。凄惨な死闘。ジョンは遂にメドースを倒した。

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