トルコ南部の山岳地帯にあるハッカリ県には、3000メートルを越える山々の渓谷に村落が点在している。クルト系遊牧民族が住むそんな村落の一つに、若い教師が赴任して来た。冬になると雪でうもれて全く外界から隔絶されるこの村には、電気も水道もなく、郵便も来ない。学校に案内された彼(ゲンジョ・エルカル)は、机も教科書も何もない状態に唖然とする。子供たちはいったいどんな教育を受けているのか? 教室が何とか整えられ、教師は子供たちを相手に授業を始めた。村人たちとも少しずつ知り合い、だんだんと村にも親しみを感じるようになった。村の家庭は完全な家長制度で女たちは重労働を強いられ、全てを容認している。そんな中で村長が三人目の妻を迎えようとしていた。現在の妻ザジは、それを認めようとしない。教師に助けを求めるが、結局、結婚式が盛大に行なわれた。ある日、子供が病いにかかるが、この村には医者はいない。なすすべがないままに、教師の目の前で死んでゆく。病気は他の子供たちにも感染し、教師は町の役場へ救援を求める手紙を書くが、来てくれる医者がないと断られてしまう。長い冬が終わろうとするころ、突然に視学官が前に現れる。春になったので学校を閉めていいという。雪が解けると村人たちはそれぞれ夏の放牧地へと移住してしまうからだ。教師は子供たちに「私の教えたことは全て忘れてかまわない」という言葉を残し、村を去るのだった。
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