1965年。普及し始めたテレビにより映画界が暗い影を落とし始めた頃、スター俳優・三原健(西島秀俊)は、コンビを組んできた女優の引退で役を奪われ、妻の千鶴にもつらく当たっていた。その直後、千鶴の訃報が伝えられた。時は経ち2000年。人気TVドラマの映画化の撮影中のスタジオ。映画に不慣れな TV 出身の監督に違和感を感じながらも撮影を続けるスタッフたち。ミオ(麻生久美子)も、夢を抱いて入った映画界の不条理な現実に意欲を失いつつある。そんな時、代役としてある老人が撮影所に現れる。それは三原健の変わり果てた姿だった……。
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