基本情報
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    原題
    塀の中の神様
    上映時間
    105分
    あらすじ
    終戦の年に誕生した福永輝義の幼少期は、吃音症が原因で、イジメの連続だった。貧しい家庭環境も重なり、不満を口にする輝義に対し、母・房子(島田陽子)は、いつも優しい言葉で慈愛の精神を教えるのだった。房子の深い愛情を受け、素直な子供に育ってゆく輝義。中学を卒業すると、夜間学校に通いながら就職。職場での真面目な仕事ぶりは仲間や上司の信頼を得て昇進してゆく。理想の女性も現れ、輝義(鈴木祐真)の未来は順風満帆に思われたが、その恋は失恋という結果に終わる。悲しみを忘れようと、無我夢中で仕事に打ち込む輝義。ほどなくして退職。仲間と起業し、事業を成功させる。こうして再起した輝義に、人生最大の危機が訪れる。狡猾な手形詐欺。会社の倒産。債権者、仲間から浴びせられる罵詈雑言。借金申し込みのために歩き回る男に対する世間の冷たい風。憔悴しきった男は、自殺を考えてガス管をくわえる。突然、雷鳴とともに聞こえてくる天声。輝義は再起に目覚め、自らを福永法源(松田優)と名乗る。宗教法人“法の華三法行”を主宰し、自らが聞いた天声を語り、多くの信者を擁する。そして、市井の人が知ることになる逮捕、それに続く15年の獄中生活……。