一見平凡な女子高生、カ・ドゥシムは巫女(ムダン)の家系に生まれ、優れた悪霊退治能力の持ち主だが巫女となる運命を拒んでいた。10年前、ドゥシムがまだ幼かったころ、大好きだった祖母ミョシムが悪霊退治中に謎の死を遂げ、ドゥシムも悪霊から十八歳に悲惨な死を迎えると言われたことで、霊と関わりたくないというドゥシム気持ちはいっそう固いものとなっていた。「十八歳を乗り切れば、ずっとずっと幸せに暮らせるよ」と言ってくれた祖母の言葉を信じて目立たず静かな日々を過ごしていたドゥシム。しかし転校した学校で、学年ビリになった学生が次々と亡くなる謎の事件が起こる。事件の裏には何か不穏な力が働いていると感じたドゥシム。関わりたくなかったドゥシムの前に、亡くなった祖母の霊が優等生ウスの体を借りて現れ、学校に10年前のあの悪霊が潜んでいると警告する。そしてその日からウスも、霊が見える能力を持つようになってしまう。