月桂樹洋服店の紳士たち

百年を超える歴史を持つスーツ屋、月桂樹洋服店。主人であるイ・マンスルは職人として長年店を経営してきた。息子のドンジンが、後を継いでくれることを望んでいたが、ドンジンはミサアパレルの会長の娘と結婚をし、会長の後を継ごうとしていることを知る。そのようにしてドンジンは会長に就任するつもりでいたが、その座を狙う会長の後妻とその息子に陥れられ、息子に代表の座を奪われた上、左遷されてしまう。さらにはその事実を知った妻からは、代表の座を取り戻さなければ離婚だと言い渡され、人生のどん底に落される。そんな中、店の経営が苦しく、後継者もいなくなった月桂樹洋服店の店主であるイ・マンスルは店を家族に託し、失踪してしまう。これをきっかけに、ドンジンとマンスルの元弟子サムド、そしてマンスルに壊されたギターの代金を請求するためにやってきたミュージシャンのソンジュンが月桂樹洋服店で初めて出会う。更にはこの店で韓国最高の裁断師を夢見て働くナ・ヨンシル、愛する恋人に裏切られた、ヨンシルの親友カン・テヤンも加わり、店の再建と父の帰りを待ちながら、ドンジンと仲間たちのテーラーとしての挑戦が繰り広げられていく。