「あの頃、私はフィラデルフィア出身のペギー・ランツと結婚していた。彼女も美術専攻の学生だった。とても美しい女性だ。歌も絵も上手だった。彼女が両親の所へ行ったとき、そこに姪がいた。真っ暗な部屋にある小さなベッドに寝ていて、悪い夢を見たらしい。寝言でアルファベットを復唱していた、とペギーから聞いた。それがきっかけで思いつき、アルファベットを課題として取り上げた。ペギーの姪の悪夢から、アイデアが浮かんだんだ。」(デイヴィッド・リンチ談)