ジーキル博士とハイド氏(1932)
Dr. Jekyll and Mr. Hyde
1931 · ホラー/SF · アメリカ
98分

ジーキル博士は人間の凶悪な性質を薬物の力で除去し得るという学説を立て、堅い信念のもとに日夜研究に没頭している若き篤学者だった。博士はそのために許嫁マリエル嬢との晩餐の約束さえ忘れることが再々なので、嬢の父カルウ将軍は立腹してとうとう娘を自宅に連れ戻してしまった。博士は友人のランヤン博士にやがて自分の学説の正しいことを納得させ得る研究の完成が近づいたことを信じながら、相変わらず研究室に閉じ込もって熱心に実験を続けているうち偶然、彼の目的とは正反対の結果を招く薬物即ち人間の性質から「善」を取り去り、「悪」のみを残すという薬物を発見し、異常の興味に駆られてこれを服用した所、忽ち彼の端麗温厚な容貌は一変して醜怪凶悪なハイドの姿と変わった。