出版社による書籍紹介

1. チョンブギョン(天符經)は81の文字に成り立った韓民族の最高の經典で宇宙運行の原理を含んでいる。傳えるところによると、チョンブギョンの始まりは、桓國時代の桓雄が神誌の赫德に古代文字であるノクドムン(鹿圖文)で書かせたものであり、現在のチョンブギョンは檀君時代に篆書で續いていたものを新羅時代のチェチウォン(崔致遠)が太白山で發見した檀君篆碑から漢字に移したものである。このようなチョンブギョンが世の中に知られたきっかけは、修道者のギェヨンス(桂延壽)が1917年妙香山の石垣に刻まれたチョンブギョン81の文字を發見してダングンギョ(檀君敎)に傳えたことから起因する。チョンブギョンの原文、または名稱が書かれている文獻には太白逸史、三聖記、檀君世記、檀奇古史、三國遺事、天乙眞經、農隱遺集本などがある。チョンブギョンには妙香山石壁本?崔孤雲事迹本?太白逸史本?盧沙傳本などがあり、妙香山石壁本が通行本で使用されている。 2. 「弘益人間」、「在世理化」は韓國の古代國家である古朝鮮の建國(紀元前2333年)から現在の韓國まで續いている建國理念であり統治哲學である。韓國固有の人間哲學であり共同體意識である「弘益人間」、「在世理化」はチョンブギョンの宇宙原理によって完成された世界觀だ。 ?弘益人間:弘益人間には「廣く人間を利する」という役割としての意味があり、「廣く人間を利する人間」という存在的な意味がある。チョンブギョンで本心を持った人間の存在的な象徵が弘益人間で、そういう弘益人間が他の人間を本心を持った狀態に作っていくことがその役割だ。 ? 在世理化, 理化世界: 世の中を人間が弘益人間に進化する宇宙原理に符合するようにすることが在世理化であり、これにより「廣く人間を利する弘益人間」で滿たされた世界が理化世界である。 3. この本の原典は同じタイトルの「神が道を步く、宇宙進化の原理、チョンブギョン(天符經)」である。原典は「解題」、「序論: 宇宙の進化と變化の境界、人間」、「五つの章(1章:チョンブギョンの本心論/2章:チョンブギョンの構造的な原理と解釋の體系/3章:チョンブギョンの原文解說/4章:チョンブギョンの原文解說の說明-人間と神、地球と宇宙そして絶對無/5章:チョンブギョンにだけ說明できる、易經と道德經の原理)」、「付錄:チョンブギョンの思想、チョンブギョンの數」で成り立っている。この本はその中で「解題」と「3章:チョンブギョンの原文解說」を基に製作された。 [출판사 서평] 1. チョンブギョン(天符經)は、人間にある存在的な進化の段階とその基準を說明し、宇宙と地球そして人間の存在の目的を敎える經典である。チョンブギョンの敎えは、世の中により忘れられた人生の眞實を人間に返す。人間は、地球で存在的な價値と機會を維持していた本來の道を步かなければならず、文明と科學の便利を超えた宇宙的な神性を追わなければならない。世の中にはこれと關連した情報がこれまで以上に溢れている。これ以上、文明と宗敎そして變化に合わせる慣性的な生には代案を見つけられない。「地球に生存するための物」ではなく、「地球に生き殘ることになった理由」を追って、人間が生じた本來の目的に符合する生存の機會と意識の根を正さなければならない。このためにチョンブギョンは、全ての文明と宗敎から自由な人間と、無に象徵される神と宇宙の運行の本質について述べている。「人間はどうやって、どこから、なぜ、存在することになったのか。」チョンブギョン(天符經)は「無で繫がった宇宙の時間と地球の空間、人間という存在間の關係」を通じて、人間が「時間と空間と存在が一つの狀態」で進化する道を步いているという、偉大な眞實を人間に返す。 2. チョンブギョン(天符經)は宇宙が存在する原理と理由、地球で人間が進化の主人公になる過程とその目的、宇宙と地球そして人間が一つの原理によって運行されていることを敎えてくれる。人間は本來、自然と世間、神と人間、宇宙と地球という境界を持ったことがなかった。全てが一つの本と道で繫がっていた。地球上の神話にその痕迹がそのまま殘っている。そういう譯で、進化の末に至って終わった人間の誕生が可能だった。チョンブギョンはそんな狀態の宇宙と地球、人間の存在性と目的を神話ではなく完全な原理の形で含んでいる經典だ。境界のない一つの時空で宇宙と地球、神と人間が繫がった原理を示す。それが可能な理由は、この全てが一つの無で成り立ったからだ。一つの無が宇宙と地球、人間という目的に符合する時空と存在として定着したものだ。そういう譯で、「萬物的な存在から地球的な存在に、また宇宙的な存在に人間が超えていく」とチョンブギョンが敎えることができる。