スーパーに勤めるヒョンチェ(ペ・ドゥナ)は、夢見がちでちょっぴり変わった女の子。個性的な父親に男手ひとつで育てられたせいか、言動が世間とちょっとズレている。そのせいか、好きになった男の子たちにもフラれてばかり。しかし、ヒョンチェはいつか素敵な王子様が現れることを信じ続けている。彼女のそばには、彼女を心から愛し、いつも優しく見守っている幼なじみのドンハ(キム・ナムジン)がいた。しかし、ドンハはその気持ちをうまくヒョンチェに伝えられずにいる。ある日、図書館で借りた美術書を眺めていたヒョンチェは、余白に書き込まれた「春の日のクマのように、君が愛おしくてたまらない」というメッセージを発見する。