アメリカ人青年ジェシー(イーサン・ホーク)と、ソルボンヌ大学に通うセリーヌ(ジュリー・デルピー)は、ユーロトレインの車内で出会い、ウィーンの駅のホームで半年後に再会することを誓って別れた。あれから9年後。今や作家になったジェシーは、新刊本のプロモーションでフランスを訪れていた。ツアーの最終日、彼はパリの有名書店の会場の隅にいたセリーヌの姿に気づき息を飲む。今回出版した本は、自分とセリーヌが9年前の晩に体験した出来事を小説にしたものだったのだ。