残酷な王エドワード1世(パトリック・マクグーハン)が率いるイングランドの侵略で家族を皆殺しにされたウィリアム・ウォレス(メル・ギブソン)は、故郷から遠く離れた異郷の叔父の下で成長し、懐かしい故郷に戻ってきた。幼なじみのミューロン(キャサリン・マッコーマック)は美しく成長し、再会した2人は恋に落ちる。そんな折り、イングランドはスコットラドの貴族を支配するため、“初夜権”なる悪法を復活。それは領地内で結婚の決まった花嫁を略奪し、初夜の権利を貴族の男たちに与えるという非人間的なものだった。花嫁を奪われるのを恐れたウォレスは2人きりで結婚式を挙げるが、ミューロンは彼の目の前でイングランド兵に殺される。復讐を誓うウォレスは、悪政に苦しむ人々と共に自由と解放を目指す抵抗軍を組織、彼のカリスマ性と指導力に魅かれ人々が続々と集まってきた。エドワード1世は抵抗軍を封じ込めるため、数千の大軍を送る。