アイドルグループ・ファンファーレのリーダー・西尾由奈(喜多乃愛)の卒業コンサートのために呼び出された大石万理花(水上京香)と須藤玲(野元空)。二人と由奈はファンファーレの結成メンバーでもあった。由奈の希望により卒業曲は、振付を万理花に、衣装デザインを玲に依頼する。疎遠気味だった三人は、由奈の卒業を機に再び交流を持つようになる。才能の限界を感じてアイドルを辞めた万理花は、振付師を目指すも鳴かず飛ばず。アイドル時代は圧倒的なカリスマ性で人気を牽引していた玲は、服飾の道に進むためアイドルを辞めて衣装のデザイン会社に入社。互いにそれぞれ社会の厳しさに打ちのめされ、30歳手前で成功しているとは言えないセカンドキャリアで悩みや葛藤を抱えながら、由奈の門出に奮闘していくが……。