ドイツの首都ベルリン。韓国情報院の敏腕エージェント、チョン・ジンス(ハン・ソッキュ)は、高級ホテルの一室で行われている武器取引の密談を隠しカメラで監視中、ロシア人ブローカーを介してアラブ系組織の幹部に新型ミサイルを売りつけようとしている北朝鮮の秘密工作員に目を留める。その男、ピョ・ジョンソン(ハ・ジョンウ)は、CIAやMI6のリストにも記録がない“ゴースト”と呼ぶべき謎の人物だった。ジンスは取引成立のタイミングを狙い部下たちに現場への強行突入の指令を下すが、イスラエルの情報機関モサドの横やりによって銃撃戦が勃発、ジンスはジョンソンを取り逃がしてしまう。一方、北朝鮮で英雄と崇められるほど数多くの勲功を立ててきたジョンソンは、韓国側への情報漏洩に不安を抱き、内通者の存在を疑い始める。