武蔵野市吉祥寺駅前にある、昔ながらの町並みが残るハモニカ横丁。安藤照夫(小木茂光)は、ハモニカ横丁で居酒屋あんてるを営んでいた。地元コミュニティーラジオの収録にゲストとして参加したときに、花びらに含まれる特殊な成分に触ると幻が見える忘れろ草という不思議な花について知る。収録の帰りに近所の花屋さんに立ち寄ったところ、安藤はその忘れろ草を見つけ購入。忘れろ草が開花すると、店の常連客たちはその花びらに触る。彼らは忘れろ草が見せる幻を通して、大切な絆を見つける。