第二次大戦中の東欧のどこか。少年(ペトル・コラール)はホロコーストを逃れて疎開していたが、預かり先である一人暮らしの叔母が病死した上、火事で叔母の家が消失する。身寄りをなくし、一人で旅に出た少年は、行く先々で彼を異物とみなす周囲の人間たちに酷い仕打ちを受けるが、なんとか生き延びようと必死でもがき続ける……。