ジャマイカに生まれ、レゲエを世界に広め、ラスタファリ運動の思想を背景とした音楽で今でも多大な影響を与え続けているボブ・マーリー。幼少時から受けてきた人種的な偏見、逆境に立ち向かう青年期、当時ジャマイカで血で血を洗う激しい政争を繰り広げていた人民国家党(PNP)とジャマイカ労働党(JLP)の抗争に巻き込まれたことを受けての亡命、2大政党の党首を壇上に上げ和解の握手をもたらした伝説のコンサート『One Love Peace Concert』、……。『ローリング・ストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー』の第19位に選ばれるほど世界的なアイコンとなった彼の軌跡を、家族・友人・関係者らのインタビューや未公開映像を交えて追う。