秦から漢にかけての中国。将軍・王生(チェン・クン)は西域の合戦で、砂漠の盗賊に捕えられていた若くて美しい女・小唯(ジョウ・シュン)を救い出し、身寄りのない彼女を故郷へ連れて帰る。王生は妻・佩蓉(ヴィッキー・チャオ)に事情を説明して彼女を家に住まわせるが、この誰をも魅了する美女の正体は、人間の姿をしたキツネの妖魔だった。一目で王生に恋をした小唯は、様々な妖術を使って彼を誘惑し、佩蓉から妻の座を奪おうとする。3カ月後、人の心臓がえぐり取られる殺人事件が街で相次ぎ、民衆は恐怖におびえていた。犯人は、人間に化けた砂漠に棲むトカゲの妖魔・小易(チー・ユーウー)で、彼は自ら愛する小唯の下僕となり、心臓を奪って彼女に運んでいた。