木村カヨ(藤真美穂)は、産休の代理教師として小学校で教えていた。しかし、子供たちとも仲良くなったが、任期が終わってしまう。それと同時に、前の彼女とヨリを戻すという夫と離婚することになった。カヨは、自分が夫にとって、昔の恋人の代わりだったことに気づく。カヨは、山間の田舎町で運転代行業を営んでいる実家に戻る。しかし、これ以上誰かの代わりをしたくない彼女は、家業を受け入れることができない。ところが、母(円城寺あや)が倒れ、カヨは母の代わりに家事と代行業を手伝うことになる。カヨの父・和志(山田辰夫)は仕事中に、スナックのママと浮気していた。そして母が入院したあとも、浮気を続けていた。カヨは代行業を手伝ううちに、そのことを知ってしまう。カヨは誰かの代わりではない、自分自身を見つけようと模索する。