<序曲> ここは暑熱のナゲブ砂漠、そこに鉄製の足場が築かれていた。遥か遠くに砂埃が舞い上がり、その中から1台のバスが現われた。バスには50人の若者の他、衣装や小道具が山と積まれ、屋根には大きな十字架がのせられていた。若者たちは各々衣装をつけ始めた。その中には短いヒゲをはやしたテキサス人がいた。この作品でイエス・キリストに扮するテッド・ニーリーである。 <彼らの心は天国に> ユダヤの荒野でユダ(カール・アンダーソン)が1人ぼっちで考えてる。使徒の1人がイエスにユダの思い上がりを改めさせるように頼むが、すでに2人は遠く離れすぎていた。