基本情報
基本情報
    原題
    Hytti nro 6
    製作年
    2021
    フィンランド,ロシア,エストニア,ドイツ
    ジャンル
    ドラマ/ラブロマンス
    上映時間
    107分
    あらすじ
    初長編作品の『オリ・マキの人生で最も幸せな日』でカンヌ国際映画祭ある視点部門グランプリを受賞したユホ・クオスマネンの二度目の長編作品。1990年代のモスクワ。フィンランド人留学生ラウラ(セイディ・ハーラ)は、美しい大学教授イリーナ(ディナーラ・ドルカーロワ)と付き合っているが、イリーナは仲間たちにラウラのことを“フィンランド人の友達”としか紹介しない。二人は一緒にムルマンスクにペトログリフ(岩面彫刻)を見に行く旅を計画するが、イリーナが行けなくなり、ラウラは一人で旅立つ。モスクワ発の寝台列車に乗り込むと、二等車の6号コンパートメントの向かいのベッドに、ロシア人の男リョーハ(ユーリー・ボリソフ)がいた。同じくムルマンスクに行くという彼から「この列車で売春しているのか?」と言われ、堪えきれず席を立ったラウラは女性車掌に移動を願い出るが、我慢するよう言われる。列車がサンクトペテルブルクに到着する。ラウラはモスクワに戻ることを決め、イリーナに電話をするが、帰ると言い出せずに列車に戻る。彼女のいない間、リョーハが彼女の席に赤ん坊を抱えた親子を座らせていたので、ラウラは食堂車に向かう。するとリョーハも着いてきて、ムルマンスクに行く理由を尋ねてくる。ペトログリフを見に行くと知ったリョーハは驚く。彼は鉱山に働きに行くという。列車は夜更けにペトロザボーツク駅に着き、ここで一泊する。知人の家に行くというリョーハの誘いを断り、ラウラは行く当てもなく街へ出る。しかし、トラブルに巻き込まれたところを通りかかったリョーハに助けられ、彼と同行することに。リョーハが彼女を連れて行ったのは、彼らの母親ほどの年齢の一人暮らしの女性の家だった。女性は二人をもてなし、楽しい一夜を過ごす。二人はすっかり打ち解け、ラウラはイリーナが恋人であることを打ち明ける。終着駅が近づき、二人はキスを交わすが、リョーハは別れも告げずに電車を降りてしまい、ラウラは一人でホテルに向かう。翌朝、ラウラがホテルの従業員にペトログリフを見に行きたいと言うと、冬の間はツアーが休みであると告げられ……。