それなりの仕事があり、長年一緒に暮らすパートナーもいる。周囲から見れば“安定”という言葉がふさわしい生活。別に不満があるわけではないが、なんとなくモヤモヤする……。そんな日常を送るイギリス人女性アニー(ローズ・バーン)の下に、一通のメールが舞い込んでくる。送り主は、90年代に表舞台から姿を消した伝説のロックシンガー、タッカー・クロウ(イーサン・ホーク)。それは、腐れ縁の恋人ダンカン(クリス・オダウド)が心酔するミュージシャンだった。