17世紀後半、オスマン帝国はヨーロッパに勢力を拡大。大宰相カラ・ムスタファ(エンリコ・ロー・ヴェルソ)は、ウィーンからローマへと侵攻し、キリスト教の総本山サン・ピエトロ大聖堂に軍旗を掲げようと執念を燃やしていた。同じ頃、盲人の視力を回復させるなど、次々と奇跡を起こす修道士がヴェネチアにいるという噂を耳にする。その名はマルコ・ダヴィアーノ(F・マーレイ・エイブラハム)。