1人で日帰りの益子町観光にやってきた、東京で働くOLの松本千尋。色々なところを見て回るが、どこか心の底からは楽しめていない様子。ふらっと立ち寄ったカフェで、気さくなカフェの店長・琴子と出会い、何気ない雑談をしていると、琴子の親友・たみこが店の奥からふろふき大根の大きな鍋を持って出てくる。「いっぱい作ったらみんなで食べよう」 いろんな料理や益子焼の食器を持ち寄って次々とお店に人が集まってくる。あっという間に生まれたアットホームな食事の空間。思いもよらずその中に入ってしまった千尋は…。気楽な日帰り旅行だったはずの千尋の旅は、益子の人々との出会いとふれあいの中でその形を大きく変えていく…。