未開地開拓会社の技師ジュリアン・タベルニエ(モーリス・ロネ)と社長夫人フロランス・カララ(ジャンヌ・モロー)は愛し合っていた。二人の自由を阻む邪魔者シモン社長を亡きものにせんと、二人は完全犯罪を計画していた。殺害計画実行の日が来た。ジュリアンは拳銃をポケットにしのばせ、バルコニーから手すりに錨つきのロープをかけて上り、社長室に入り、社長を射殺し、その手に拳銃を握らせた。