ふたりでスロー・ダンスを

Slow Dancing in The Big City
1978 · ラブロマンス/ドラマ · アメリカ
110分
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ニューヨーク・デイリー・ニューズのコラムニスト、ルー(ポール・ソルビノ)は、社会から見捨てられた人々をフォローしつづける人間的な記者だった。サラ(アン・ディッチバーン)は近くリンカーン・センターにデビューしようとするモダン・バレー団のプリマ。サラとルーが出逢ったのは、彼女がルーのアバートに引っ越してきたからだった。小さないざこざがきっかけになってルーはサラの魅力のとりこになっていた。サラは、バレエ一筋の生き方がネックとなって、愛人の実業家デイビッド(ニコラス・コスター)と別れたことや、下肢に原因不明の痛みを感じることなどで悩んでおり、ルーや他人が入る余地はなかった。ルーは、ハーレムに住む9歳のマーティ少年(G・アダム・ギフォード)の物語をリボートしていた。サラの下肢の痛みに気づいたパートナーのロジャー(ヘクター・ジェイミー・マーケイド)の忠告で医昔に診てもらったサラは、これ以上バレエを続けることを禁じられる。ガク然としているサラをなぐさめるのはルーだった。アパートの屋上でいつしかスロー・ダンスに身をゆだねるふたりは、一瞬の安らぎを感じるのだった。その頃、麻薬の打ち過ぎで人院していたマーティが突然亡くなった。サラが病気だということを知ったルーは、彼女がリンカーン・センターのステージに立つ日、舞台のソデで彼女とつかの間の再会を里たした。ルーによって勇気づけられたサラは、痛みをこらえ、森の情景を踊りぬいた。幕が降りた時、アンコールの拍手喝采の中、それ以上動くことのできないサラをルーは抱きおこし、舞台の中央に立つのだった。

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