1年に一晩だけ殺人を含むすべての犯罪が合法になる法律“パージ法”が適用される日が、再びやってくる。パージ開始まで2時間26分となり、街は帰宅を急ぐ市民たちで騒然としている。病気の父を持つシングルマザーのウェイトレス、エヴァ(カーメン・エジョーゴ)は、娘カリ(ゾーイ・ソウル)と低所得者が集まる地域に住み、裕福な人々が持つような防犯設備はないが、その夜をなんとかやり過ごそうと考えていた。病気の父親は別室で横になると告げ、彼女たちには内緒で外出する。息子を事故で亡くした男レオ(フランク・グリロ)は、家の中で入念に銃の手入れをしていた。パージに乗じて、事故を起こした相手に復讐をしようと考えた彼は、完全武装をし、カスタマイズした車を街に走らせる。