2005年。イラク戦争での勇姿がメディアに取り上げられ、一躍“英雄”となった19歳の青年ビリー・リン(ジョー・アルウィン)は、故郷アメリカに一時帰国。凱旋ツアーに駆り出される中、自分がヒーローとして扱われることへの違和感を感じ始めていた。そして、いよいよ戦地へ戻る前日、ツアー最大の目玉である感謝祭のアメリカン・フットボールのハーフタイムイベントに迎えられるビリー。その大歓声の中で彼は、現実と戦争の記憶が交差する一瞬のような永遠のような“時”を経験する……。