昭和7年。戦時下の日本で、軍部が日増しに力を強めていたころ、幕府からの恩恵を受け、伝統空手を未来に伝える者たちがいた─義龍(八木明人)、大観(中達也)、長英(鈴木ゆうじ)の三人は師匠である柴原英賢(夏木陽介)の道場で空手の修行に励んでいた。ある日、谷原分隊長(白竜)率いる憲兵隊が、英賢の道場を軍の管轄とすべくやってくる。強攻策に出る憲兵隊が長英の腕を切りつけたことをきっかけに、大観はその憲兵隊を一撃で倒してしまう。