199X年5月、函館の名門女子大・森崎学園の学生が殺された。警視庁捜査一課の刑事・片山義太郎(陣内孝則)は、亡父の元同僚で今は函館署に勤務する三田村警部(井川比佐志)から、事件の極秘捜査の依頼を受けて、たったひとりの肉親である妹の晴美(葉月里緒菜)を東京のアパートに残し、現地へ飛ぶ。彼を空港で迎えたのは、文学部長・森崎教授(平幹二朗)の秘書兼愛人で4回生の吉塚雪子(山本未来)だった。