天涯孤独でキレやすい性格の水兵アントワンは喧嘩事件を起こし、海軍の精神科に通うことになる。担当医ダヴェンポート(デンゼル・ワシントン)は彼に自分のことを話すよううながすが、「親はいない。生まれたのは岩の下」と答えるアントワン。根気比べのような診療が続くが、アントワンは次第にダヴェンポートに心を許してゆくようになる。やがて自分の生い立ちを語り始めるが、彼の過去は想像以上に壮絶なものだった……。