司法・訴訟史が専門の大学教授マリア(キアラ・マストロヤンニ)は、付き合って25年、結婚して20年になるリシャール(バンジャマン・ビオレ)と二人暮らし。今ではすっかり“家族”になってしまった夫には内緒で、マリアは浮気を重ねていた。だが、ある日ついにリシャールにバレてしまい、怒った彼と距離を置くため、マリアは一晩だけアパルトマンの真向かいにあるホテルの212号室で過ごすことに。窓越しに夫の様子を眺めるマリア。すると、突如20年前の姿をしたリシャール(ヴァンサン・ラコスト)が現れ、さらには元カレたちも次々と登場、愛の魔法にかかった不思議な一夜が幕を開ける……。