第1次大戦末期、頭部の負傷で陸軍病院に運び込まれたオーストリア軍曹クラウス・シュナイダー(クラウス・マリア・ブランダウアー)は、催眠療法の医師ベテルハイム(エルランド・ヨセフソン)と出会い、その潜在能力を認められる一方、医師の恋人ベティ女史(イイディコ・バンサジ)と恋におちた。終戦後シュナイダーは、ブダペストの自殺未遂者専用の病棟で従軍中の上司ノボトニー大佐(カロリー・エペルホス)と再会し、彼をマネージャーに、エリック・ヤン・ハヌッセンの芸名で、催眠術師としてステージに立つことになった。