昔々ある村に、蔵六(森下サトシ)という青年がいた。心優しい蔵六を妹の春子(川口真理恵)は大好きだった。しかし、蔵六はある日突然体中が膿み、変形していく奇病に侵される。そんな蔵六を父の六太郎(黒沼弘己)と母の志づ(東千晃)は、村人に見つかるまいと家の中に閉じ込める。しかし、村長の息子・白橋(三浦誠己)に見つかり、村人から腐り病と罵られ、春子は村人から白眼視される。両親はそんな春子を見かねて、泣く泣く蔵六を手にかけようとする。春子は兄を救うため、家から蔵六を連れ出すのだが……。