サッカーのフランス代表チームが中国代表に勝利した直後、フランス代表を率いるイヴ・グルアン監督(ジェイソン・ステイサム、クレジットなし)が、恋人であるポップ・スターのザニア(ビヨンセ・ノウルズ)の横で、何者かに殺される事件が発生する。そして混乱の中、彼が身につけていた高価なダイヤモンドの指輪”ピンクパンサー“が消えてしまう。捜査を指揮するドレイフュス警視(ケヴィン・クライン)は、意外にもドジなトラブルメーカーのクルーゾー警部(スティーヴ・マーティン)を捜査に抜擢。そうして世間の注目を彼に集中させて、自分はのびのびと捜査を進めて手柄を独り占めにしようという魂胆だ。クルーゾーと秘書のニコール(エミリー・モーティマー)、そしてアシスタントのジルベール・ポントン(ジャン・レノ)は、手がかりを追ってパリ全域を回ったあと、ニューヨークへと捜査を進める。