借金苦で悩んでいた印刷会社社長の小野寺は、関西トラベルの営業マン・田中に誘われ、格安ツアーを売りにする旅行代理店なにわトラベルサービスの社長の椅子に座らされた。先着300名、ハワイ4泊6日、7万円が売り文句のこの新会社はたちまちツアー客をかき集め、小野寺はこれを機に芸者の菊千代と結婚するが、愛人のホステス・マキに別れ話を持ちかけたところ、マキは手切れ金として小野寺の虎の子の500万を要求する。