1992年11月11日。ウィルン洞34番地にひっそりと佇む家で、殺人事件が発生する。夫と息子を殺害した容疑で逮捕された妻ミヒ(キム・ユンジン)は無実を訴え、息子の遺体も見つからなかったが、懲役30年が求刑される。25年後、仮釈放されたミヒは息子を探す手がかりを見つけようと、事件が起きた家へと戻る。家は長年放置され、激しく老朽化していたが、ミヒは“あの時”と同じ何者かの気配を感じ取る。一方、受刑者のケアをしているチェ神父(オク・テギョン)は家に籠っているミヒを訪ねるが、ミヒは心を開こうとしない。ミヒを縛り付けている25年前の事件を調べていたチェ神父は、その家にまつわる驚愕の過去を突き止める。事件から25年後の同日、チェ神父はその家から出るようミヒに警告するが……。