紀元前1170年、イスラエル。神に仕えるヘブライ人たちは、ダゴンの神を崇めるペリシテ王の奴隷にされ、その圧政に苦しんでいた。そんな民にとって唯一の希望は、神から怪力を授かった青年サムソン(テイラー・ジェームズ)だった。サムソンは、“死体に触らないこと”、“酒を飲まないこと”、“髪を切らないこと”という三つの誓いを忠実に守って日々を暮らしていた。だが、サムソンの噂を聞きつけたペリシテ王は、彼の力を奪って自らが神になろうと、軍隊を送り込む。