小説家の先生(窪塚俊介)は慕ってくる教え子たちの中でも、とりわけ鶴田(土師野隆之介)に友情を感じるようになっていった。鶴田の出征が決まり、酒を交わす二人。二人が通う居酒屋の娘マサ子(清水萠茄)は新宿ムーランルージュの舞台に立っており、鶴田と手紙をやりとりして二人の恋は続いていた。しかし出征を控え鶴田は苦しみながらも彼女との別れを決心したことを先生に告げる。そして戦争は泥沼化し、多くの若者たちが散っていき……。