童謡物語

童謡物語
1988 · ドラマ · 日本
97分
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養蜂業を営む有島俊一は妻の弘子、長男の覚、弟子の小林清治と共に毎年九州から北海道まで旅をしていた。春、信州。覚は村の分教場の5年に転入した。転校生に冷たい地元の子供達の中で、山内由子だけは親切にしてくれた。彼女は父が蒸発して母が働きに出ているので、祖母と二人暮らしだった。覚と由子は幼いながらお互いに好意を抱くようになった。有島はレンゲ畑を借りていたが、自然破壊が進むなか数日後にはまた移動しなければならなかった。リンゴ園での蜜の採取の帰り、有島のトラックは溝にはまって動かなくなった。早く移動しなければ太陽の熱で巣箱の蜂を蒸し殺してしまう。その時通りかかった工事現場の主任がブルトーザーで、トラックを動かしてくれた。五月晴れのある日、有島のハチ屋仲間だった鶴田忠雄が訪ねてきた。彼はハチ屋をやめて妻子を残したまま女と蒸発。あげくの果てにその女を殺してしまったと告白。有島は「自首したい」という鶴田の言葉を聞き、弘子と警察署の前まで付き添ってやるのだった。やがて、由子は家庭の事情でこの土地を去らなくてはならなくなった。覚は思いを童謡に託し由子を見送るのだった。

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