台湾人の母と暮らす14歳の玲(荒川ひなた)は、言葉の壁にぶつかり、DVを受けていた。ある夜、暴力に耐えかねて家を飛び出したところ、葵(瀬戸かほ)に保護される。27歳の葵は会社勤めをしているが、馴染めず、上司からはセクハラを受けていた。ある事件をきっかけに二人は共犯者として逃亡し、流れ着いた山城屋という旅館で不思議な共同生活を送る。